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ご遺体の長距離搬送はいくらかかる?距離別の費用相場と料金の考え方

「ご遺体を故郷まで搬送したいけれど、費用はいくらくらいかかるのでしょうか?」

ご家族から、ご遺体の長距離搬送についてご相談をいただく際、特に多い質問の一つが「費用」についてです。

病院や施設などで亡くなられた後、ご本人が長年暮らしていた地域ではなく、生まれ育った故郷や親族が住む地域で葬儀を行いたいというケースがあります。

例えば、

  • 神奈川県から東北地方へ帰したい
  • 東京から北海道へ搬送したい
  • 神奈川県から九州へ搬送したい
  • 首都圏から沖縄へ帰したい
  • 遠方の実家近くで葬儀を行いたい

などです。

しかし、長距離搬送は一般的な病院から葬儀場までの搬送とは異なり、距離が長くなるほど費用も大きく変わります。

また、単純に「距離×単価」で計算できるものでもありません。

搬送する距離だけでなく、高速道路料金、搬送に必要な人員、時間帯、安置期間、保全処置、空輸の有無、到着後の搬送など、様々な条件によって料金が変わります。

この記事では、ご遺体の長距離搬送にかかる費用の考え方や、距離によって何が変わるのか、見積もりを取る際に確認しておきたいポイントについて解説します。

ご遺体の長距離搬送の費用は「距離だけ」では決まらない

まず知っておきたいのが、長距離搬送の料金は、単純に距離だけで決まるわけではないということです。

例えば、同じ500kmの搬送であっても、

  • 昼間に搬送する
  • 深夜に搬送する
  • 高速道路を利用する
  • 一般道を利用する
  • 途中で安置する
  • 一気に搬送する

など、条件によって必要な費用は変わります。

さらに、北海道や沖縄など、飛行機を利用する地域では、陸路搬送とは異なる費用が発生します。

そのため、「長距離搬送は○万円」と一律に考えるのではなく、

どこから、どこまで、どの方法で搬送するのか

を確認したうえで見積もりを取ることが大切です。

長距離搬送にかかる主な費用

長距離搬送では、主に次のような費用が関係します。

1.搬送基本料金

ご遺体を搬送するための車両やスタッフにかかる基本的な費用です。

葬儀社によって料金体系は異なり、

  • 基本料金+距離料金
  • 一定距離までの定額料金
  • 区間ごとの料金
  • 個別見積もり

など様々な方式があります。

まずは「搬送料金に何が含まれているのか」を確認することが重要です。

2.高速道路料金

長距離搬送では高速道路を利用することが多くなります。

高速料金は搬送距離によって変わるため、近距離搬送と比べて費用が大きくなる場合があります。

見積もりを確認する際には、高速道路料金が基本料金に含まれているのか、それとも別途請求となるのかを確認しましょう。

3.人件費

長距離になるほど、搬送にかかる時間も長くなります。

数時間の搬送と、片道だけで半日以上かかる搬送では、必要なスタッフの体制も変わります。

特に非常に長距離になる場合は、安全面を考慮した運行体制が必要になることもあります。

4.ご遺体の保全にかかる費用

長距離搬送では、移動時間だけでなく、ご遺体の状態を適切に保つことも重要です。

季節や搬送距離、搬送時間などによって、ドライアイスなどによる保全処置が必要になる場合があります。

必要な処置については、ご遺体の状態や搬送条件を確認したうえで判断します。

5.安置費用

病院からすぐに故郷へ向かうことができない場合、一度安置施設へ搬送することがあります。

例えば、

病院
↓
安置施設
↓
故郷

という流れです。

この場合、安置施設の利用日数に応じて費用が発生する場合があります。

6.到着後の搬送費

意外と見落としやすいのが、到着後の搬送費です。

例えば飛行機を利用して北海道へ搬送する場合、

病院
↓
出発地の安置施設
↓
空港
↓
北海道の空港
↓
現地の葬儀場

という複数の搬送が必要になります。

そのため、「飛行機代だけ」で考えるのではなく、出発地から最終的な安置場所までの総額を確認する必要があります。

距離別に見る長距離搬送の費用の考え方

では、距離が変わると費用はどのように変わるのでしょうか。

ここでは具体的な金額を一律の相場として断定するのではなく、距離ごとの特徴を見ていきます。

100km前後の搬送

100km程度であれば、比較的近距離の県外搬送として対応できるケースがあります。

例えば、神奈川県から東京都内や静岡県の一部などへの搬送です。

この程度の距離であれば、通常の寝台車による陸路搬送が中心になります。

ただし、実際の料金は出発地点と到着地点、道路状況、時間帯などによって変わります。

「100kmだから○万円」と決めつけず、個別に見積もりを取ることが大切です。

200~300km程度の搬送

200~300km程度になると、長距離搬送としての性格が強くなります。

例えば神奈川県から中部地方や近畿地方などへの搬送です。

高速道路を利用する場合は、高速料金も大きくなります。

また、搬送時間も長くなるため、運行体制や休憩など安全面への配慮も重要になります。

400~600km程度の搬送

400~600km程度になると、搬送にかなりの時間を要します。

神奈川県から東北地方や関西地方など、地域によってはこの範囲に入ります。

この距離になると、単純な搬送料金だけでなく、

  • 高速料金
  • 人員
  • 時間
  • ご遺体の保全
  • 到着時間

などを総合的に考える必要があります。

また、出発時間によっては深夜や早朝の対応が必要になる場合もあります。

700~1,000km以上の搬送

さらに遠方になると、九州などへの搬送も考えられます。

この距離になると、陸路だけではなく、飛行機を利用した方がご家族の負担や搬送時間を抑えられるケースもあります。

ただし、飛行機を利用すれば必ず安くなるわけではありません。

空港までの搬送、航空会社への手配、到着後の搬送など、別の費用が必要になるためです。

距離だけで判断せず、陸路と空輸の両方を比較することが重要です。

北海道・沖縄への搬送は費用の考え方が変わる

北海道や沖縄など、本州から離れた地域への搬送では、一般的な陸路搬送とは違った考え方が必要です。

例えば北海道の場合、途中まで車で搬送してフェリーを利用する方法や、飛行機を利用する方法などがあります。

沖縄の場合は、飛行機による搬送が選択肢になります。

どの方法が適しているかは、

  • 出発地
  • 到着地
  • ご家族の希望
  • 葬儀の日程
  • ご遺体の状態
  • 費用

などを総合的に考えて判断します。

特に遠方の場合は、搬送方法そのものだけでなく、「到着後に誰が受け入れるのか」まで決めておくことが重要です。

「安い搬送会社」を選べばいいとは限らない

長距離搬送の見積もりを比較すると、会社によって料金に差が出ることがあります。

その際、

「一番安い会社にお願いしよう」

と考える方もいらっしゃるでしょう。

もちろん費用は重要な判断材料です。

しかし、長距離搬送では料金だけでなく、経験や対応体制も確認する必要があります。

例えば、

  • 長距離搬送の実績があるか
  • 県外搬送に対応しているか
  • 遠方への搬送経験があるか
  • 到着後の受け入れ先と連携できるか
  • 見積もりの内容が明確か
  • 追加料金について説明があるか

といった点です。

大切なのは、単純な「最安値」ではなく、提示された料金でどこまで対応してもらえるのかを理解することです。

見積もりを取るときに確認したい5つのポイント

長距離搬送を依頼する際は、次の項目を確認しておくと安心です。

① どこからどこまでが料金に含まれるのか

「搬送費○万円」と書かれていても、出発地から到着地までの全行程が含まれているとは限りません。

どこからどこまでの料金なのかを確認しましょう。

② 高速料金は含まれているか

長距離になるほど高速道路料金の割合も大きくなります。

基本料金とは別なのか、込みなのかを確認しましょう。

③ 安置料金は別途か

搬送前後に安置施設を利用する場合、別途料金が発生することがあります。

何日分が含まれているのかも確認しておくと安心です。

④ 深夜・早朝の追加料金はあるか

病院でのご逝去は時間を選べません。

深夜や早朝の搬送になる可能性もあるため、時間帯による追加料金の有無を確認しておきましょう。

⑤ 到着後の搬送費は含まれているか

空港などで搬送が終わるのか、その先の葬儀場や安置施設まで含まれるのかを確認しましょう。

特に飛行機を利用する場合は重要です。

長距離搬送は「総額」で比較する

長距離搬送の料金を比較するときに大切なのは、単純な搬送基本料金ではありません。

例えば、

A社
「搬送基本料金15万円」

B社
「搬送基本料金20万円」

という2社があったとしても、A社には高速料金や安置料金が別途必要で、B社には含まれている可能性があります。

そのため、単純に基本料金だけを比較しても、本当に安いかどうかは判断できません。

確認したいのは、

「最終的にいくら必要になるのか」

です。

見積もりを取る際には、可能であれば「追加料金が発生する可能性がある項目」についても説明を受けましょう。

ご家族が「故郷へ帰してあげたい」と思ったら

長距離搬送を検討されるご家族の多くは、料金だけを気にしているわけではありません。

「できれば故郷へ帰してあげたい」

「最後は家族がいる場所で見送りたい」

「先祖代々のお墓がある地域へ帰してあげたい」

という想いがあります。

だからこそ、費用だけを見て最初から諦めてしまう必要はありません。

まずは、

「○○県まで帰したいのですが、どのような方法がありますか?」

と葬儀社へ相談してみることが大切です。

陸路なのか、飛行機なのか、一度安置してから搬送するのか。

ご家族の状況によって、適した方法は変わります。

アイセ・メモリアルでは長距離搬送のご相談を承っています

アイセ・メモリアルでは、ご遺体の長距離搬送についてご相談を承っています。

神奈川県内だけでなく、遠方の故郷へお帰りになりたいというご家族のご希望にも対応しています。

長距離搬送では、単に車両を手配するだけではなく、

  • どのルートで搬送するのか
  • 陸路と空輸のどちらが適しているのか
  • どこで安置するのか
  • 搬送先でどのように受け入れるのか
  • どの程度の費用が必要になるのか

を一つひとつ確認する必要があります。

ご家族が突然の出来事の中で複雑な手続きを抱え込むことがないよう、状況を伺いながら搬送方法をご提案します。

まとめ

ご遺体の長距離搬送にかかる費用は、距離だけで決まるものではありません。

主に、

  • 搬送距離
  • 搬送車両
  • 高速道路料金
  • 人員
  • 搬送時間
  • ご遺体の保全処置
  • 安置期間
  • 空輸の有無
  • 到着後の搬送

などによって総額が変わります。

そのため、「○kmなら○万円」と一律に考えるよりも、出発地から最終目的地までの搬送方法を確認し、総額で見積もりを取ることが大切です。

また、長距離搬送では費用だけでなく、経験や対応体制も重要になります。

「故郷へ帰してあげたいけれど、費用が心配」

「北海道や沖縄まで搬送できるのかわからない」

「車と飛行機のどちらがいいのかわからない」

そのような場合は、まず専門の葬儀社へご相談ください。

距離が遠いからといって、故郷へ帰ることを最初から諦める必要はありません。

ご家族と故人様にとってどのような方法が適しているのかを一緒に考えることが、長距離搬送における大切な第一歩です。

アイセ・メモリアルでは、ご遺体の長距離搬送について、搬送方法や費用に関するご相談を承っております。

大切な方を故郷へお連れする最後の旅路だからこそ、分からないことや不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。

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この記事を書いた人

小林 栄樹(取締役社長)

資格
・厚生労働省認定 葬祭ディレクター1級
・グリーフケアアドバイザー特級(講師資格)

神奈川県に生まれ、愛川町半原の自然豊かな町で育ちました。
営業職を経験後、葬儀業界に身を投じて20年以上の大ベテランです。
納棺師を運営する会社で「現場~マネージャー」の経験を経て葬儀社に転職しました。その後、老舗・中堅葬儀社など様々な現場責任者の経験を積み、現在のアイセ・メモリアル神奈川にて主に運営・管理者として精進しております。
趣味はサウナ・ゴルフ・妻とグルメドライブで、家族を一番大切にしています。
座右銘は「信義」です。

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