家族葬と一般葬の違いとは?
最近では家族葬を希望され、打ち合わせを始めてみると実際には一般葬だったりするケースがあります。打ち合わせをする方も意外と家族葬と一般葬との違いをあまり理解せずにいる方も多く見受けられます。
今回のコラムは家族葬と一般葬の違いについて、それぞれの特徴とどんな人に向いているかを詳しく解説させていただきます。
家族葬とは
家族葬とは親しい間柄の人や家族などの身内で行われる、小規模な葬儀のことを指しますが明確な定義はありません。葬儀への価値観の多様化により、以前の葬儀の様に寺院を呼んでの葬送の場というよりは、無宗教での故人とのお別れの場と考えるなど家族葬が様々な理由から増加しています。
詳しくは、コラム家族葬とは?内容や注意点を解説【動画あり】をご参照ください。
一般葬とは
一般葬とは従来の葬儀形態として古くから執り行われてる一般的な葬儀です。家族・親戚・ご近所・会社関係・友人関係・趣味の仲間など亡くなった故人と何かしら繋がりがある方に対して訃報のお知らせを行い、多くの方に参列していただきます。
葬儀内容も家族葬であれば、故人とのお別れの時間を最優先にすることができますが、一般葬になると多くの参列者が来られるので、対面的な部分で喪主は参列者に挨拶周りをしたりと慌ただしい部分もあります。受付も家族葬であれば身内が対応しますが、一般葬になると受付と会計も分ける事で人数も4名程必要になってきます。ご近所や会社関係の方にお手伝いを依頼する場合もあります。
一般葬と家族葬の違いについて
参列者の人数の違いについても家族葬であれば、弊社の平均で10~20名程が多くなっていますが、一般葬であれば50名以上になる事が多く、100名を超える事もあります。参列者の人数の違いが大きいので葬儀会場も参列者の人数に合わせてご提案させていただきます。
香典の違いについては家族葬であれば身内のみの香典となるので香典返しも数が把握しやすいですが、一般葬になると多くの参列者が来られるので、その分香典返しを用意しておく必要があります。
費用に関しても参列者が多ければ、振る舞う料理・返礼品もあるので葬儀費用は家族葬に比べると変動費の部分が大きくなります。弊社では事前に概算の見積もりを提示しますので、一般葬であっても葬儀費用の目安を知る事ができます。反対に一般葬なので見積もりを出せないという葬儀社は問題で、精算時に当初の予想を大きく上回っている可能性がありますので注意が必要です。
一般葬と家族葬のメリット
一般葬のメリットとして、故人とゆかりのあるご近所・会社関係・友人などの方が参列の制限なく最後のお別れに参列し、多くの方に見送られてお見送りをする事ができます。
家族葬のメリットとして、参列する範囲を制限する事で故人とのお別れの時間を最優先にする事ができます。無宗教などで見送るケースもあり、葬儀形態なども含めて自由性があります。
一般葬と家族葬のデメリット
一般葬のデメリットとして、多くの参列者が来られるので家族は対応に時間を取られるのと費用面でも予想がしづらい部分があります。又、参列する方も多いので葬儀日程を組む上でも参列しやすい場所や日時なども含めて事前の調整が必要で準備にもある程度日数が必要です。
家族葬のデメリットとして、参列者する範囲を制限した事により、故人とのお別れができない方が葬儀後、お骨がある自宅に来られるケースがあります。その場合には葬儀後、自宅に来られる方の対応で疲れてしまう事が予想されます。
一般葬と家族葬どちらを選ぶべきか?
一般葬に向いてる人は、故人が現役世代の方や地域で商売をしている方など、社会的なつながりが強く、ご近所・会社関係・友人など多くの参列者が見込まれる場合に適しています。
家族葬に向いてる人は、故人から生前の意思であまり参列者を呼ばずにシンプルにお葬式をしてほしいなど様々な理由から家族葬にしてほしいと言われている方や故人がご高齢で老人施設などに入居し、親しい家族や友人が少人数でご近所付き合いなどもない場合には身内だけで葬儀を執り行うケースが多いです。
まとめ
一般葬と家族葬に関しては明確な違いがありますので、弊社では打ち合わせの時点でメリット・デメリットなども含めて入念に打ち合わせをさせていただきます。一般葬で訃報のお知らせをした後にやはり家族葬に変更したいと言われても無理があるのも事実です。ご家族は家族葬を希望されていても状況的に一般葬で対応しなければならない時もありますので、できれば一度葬儀社に相談してみる事をお勧め致します。
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