家族葬の費用を安く抑える6つの方法とは?
家族葬というと費用が極端に安いと思われがちですが、それは一部のみの事実です。一般葬と比べると会葬する人数が少ないため、接待交際費(料理・返礼品)の節約は期待できます。
しかし、家族葬では香典収入が期待できないため、家族の費用負担が大きくなる可能性もあります。これを理解しておかなければ、葬儀が終わった後の精算時に後悔する事になります。
家族葬の費用相場と、費用を抑えるポイントを以下に解説します。
家族葬とは
家族葬とは、親しい関係の人や家族などの身内で行われる小規模な葬儀を指します。葬儀への価値観が多様化する現代では、寺院を呼ぶ伝統的な葬送の場というよりも、無宗教で故人とのお別れの場と捉える家族葬が増えています。
詳しくは、コラム:「家族葬とは?内容や注意点を解説」をご参照ください。
家族葬の費用相場について
家族葬の費用相場についてですが、しばしば誤解が生じるポイントがあります。葬儀プランの料金だけが初めに提示されると、費用が50万円以下、すなわち相場の半額程度に見えます。しかし、実際には基本プラン料金以外に、「変動費」「火葬料・式場料」等が追加されます。
家族葬の参列者は10〜30人程度が多く、全国的な相場としては約80〜100万円となることが一般的です。
弊社、アイセ・メモアリアル神奈川で行っている家族葬の場合は、約40〜80万円程度です。
また、「家族葬」と比較される「一般葬」の場合、お通夜に50名〜150名、告別式に10名〜20名の参列者を想定し、約80万〜140万円が全国平均の相場となります。
詳しくは、コラム:「家族葬の費用の相場」をご参照ください。
家族葬の費用を安く抑える方法
家族葬の費用を安く抑える方法はいくつかあると思います。実際に葬儀の喪主にならないと金額面についてどのようにすれば費用を抑えられるのか見当もつきません。
ここでは費用を抑える6つの方法を案内させていただきます。
家族葬の費用を抑える方法
家族葬の費用を抑える方法はいくつか存在します。しかし、実際に葬儀の喪主にならない限り、どのようにして費用を抑えるべきか簡単にはわかりません。
以下に、費用を抑えるための6つの方法をご紹介します。
① 事前相談をする
葬儀に関する知識がなければ、自分が抱いている予算感で葬儀を行うことは難しいです。まずは自身の要望を葬儀社に伝え、相談することから始めてみてください。相談する事で少しずつ葬儀の知識も付いてきます。
② 複数の葬儀社を比べる
事前相談の後は、複数の葬儀社から見積もりを取ることをお勧めします。葬儀の知識が増えた上で見積もりを比べると、葬儀社によって費用が大きく異なることに気付くでしょう。
③ 公営斎場を利用する
自宅葬以外であれば斎場を利用することになりますが、民間斎場に比べると市町村が運営する公営斎場は割安となります。火葬場も併設しているケースもあり、場合によっては霊柩車が不要となり、大幅な費用削減に繋がります。
④ 一日のみのお葬式にする
家族葬もお通夜・告別式と二日間のお葬式が基本となりますが費用を安く抑えるなら、お通夜をカットすることでプラン自体が安くなる事もあり、通夜振舞いもカットできます。
⑤ 無宗教にする
無宗教にするという選択肢もあります。これは宗教者を呼ばないので、お布施が不要になります。これは葬儀費用とは全く別の費用で、宗教者に直接支払います。
⑥ 葬祭費の申請をする
後期高齢者医療保険に加入している方が亡くなった場合、葬儀終了後に管轄の市町村に葬祭費の申請をすることで、喪主に対して葬祭費5万円が支給されます。申請方法は窓口で必要書類を受け取り、必要事項・添付書類を用意して提出します。
家族葬の費用に関する注意点
葬儀は地域性が色濃く出る傾向がありますので地域によっては家族葬が浸透しておらず、一般葬になってしまうケースもあるかもしれません。費用を抑える為に家族葬を執り行うのであれば、事前に葬儀社に相談しておくと地域性も含めてアドバイスをしてくれるはずです。
葬儀は地域性が色濃く出る傾向があります。地域によっては家族葬が浸透しておらず、結果的に一般葬になってしまうケースもあるかもしれません。費用を抑えるために家族葬を選ぶ場合、事前に葬儀社に相談しておくと地域性も含めてアドバイスをしてくれるはずです。
まとめ
今回は家族葬の費用を抑える方法について、費用相場、ポイント、注意点などを解説しました。葬儀に関して一番大切なことは、無理に多額の費用をかけることではなく、家族の心からの思いを大切にすることです。可能な限り、費用を抑えつつも心のこもった満足のいく家族葬を送りたいものです。
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