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家族葬でのお布施はいる?いらない?相場は??

お布施とは、葬儀の中で僧侶が行なったお勤めに対してお渡しする謝礼金のことで、宗教的な意味合いの「施し」になります。

家族葬と一般葬で金額が変わることはありませんが、読経の回数や戒名、地域などで相場が変わってきます。
お礼という位置づけになりますので、料金表などなく、明確な金額は決まっておらず、地域差や読経の回数、宗派やお寺との関わりなどによって変わってきます。

今回は、家族葬におけるお布施について考えていきましょう。

家族葬でも僧侶は呼ぶの?

家族葬でも、葬儀を菩提寺で行う場合や、お経をあげてもらったり、故人の戒名をお願いしたりする場合は僧侶が必要となります。

言い換えると、僧侶を呼ばず故人の親しい人や身内だけで集まってお別れの会にすればお布施は必要ありません。
また、故人が特別な宗教を持たず、菩提寺もない場合は、お坊さんを呼ばない家族葬で終わらせるのも選択肢としてあります。

お布施の費用の内訳

お布施の費用の内訳を詳しく紹介します。家族葬だからといってお坊さんに支払う費用が少額になるわけではありません。内訳を知れば、どんな項目でいくら支払えばいいのか目安がわかってくるでしょう。

読経料

故人のために僧侶に読経をしてもらうことに対しての謝金です。
宗派は葬儀の内容によって変わりますが、相場としては15~30万円程度となります。

枕経2~30分程度
通夜20~30分程度
葬儀20~30分程度
炉前5分程度
還骨法要20~30分程度
初七日繰り上げ法要友人10~20分程度

戒名料

故人へ戒名を付けてもらったことに対する謝金です。
戒名は、亡くなった方が仏門に入った証として授けられる名前で、浄土真宗では法名、日蓮宗では法号と言います。
戒名料は菩提寺との付き合いや故人の生前の立場などによっても変わります。

宗派信士・信女居士・大姉院信士・院信女院居士・院大姉
浄土宗30~40万円50~60万円70万円~
真言宗・天台宗30~50万円50~70万円80万円~100万円~
日蓮宗30~50万円100万円~
浄土真宗20万円~
(釋・釋尼)
50万円~
(院釋・院釋尼)
臨済宗30~50万円50~80万円100万円~
曹洞宗50~70万円50~60万円100万円~100万円~

お車代

家族葬の葬儀会場まで来てもらう際の交通費としてお渡しします。
5千円〜1万円ほどが相場といわれていますが、実際にかかるであろう金額を考慮する必要があります。
遠方から来てもらう場合は、交通費と宿泊費なども渡します。おおよその実費にプラス1万円程度上乗せした金額が相場となります。

御膳料

通夜や告別式のあとの食事をふるまいますが、僧侶がそれらの飲食をせずに帰る場合に渡す費用です。準備する食事の内容を考えて5千円〜1万円程度お渡しましょう。
僧侶が家族葬のあとの食事に出席される場合は渡す必要はありません。

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お布施を渡す意味と渡しかた

お布施とは、仏式の葬儀において、お勤めや、戒名を授けてくださったことに対するお礼としてお渡しする金銭のことを指します。
お布施は僧侶のおこなった読経や戒名などに対する対価ではなく、ご本尊に捧げるものとなります。

お布施を渡すタイミング

お布施は僧侶に直接お渡しします。
お渡しするタイミングは、葬儀が始まる前か葬儀後になります。地域や宗派によって違うため葬儀社などに確認しましょう。 葬儀前にお渡しする時は「本日はよろしくお願いいたします。」、葬儀後にお渡しする時は「本日はお心のこもったお勤めをいただきありがとうございました。」「ささやかではございますが、お礼です。どうぞお納めくださいませ。」など言葉を添えましょう。

渡しかた

新札でも旧札でもどちらを使っても失礼にはあたりませんが、感謝の意を表すものなので、準備ができるのであれば新札を用意しましょう。

●お布施袋にいれる

半紙と奉書で包むか、白い無地の封筒(郵便番号の印刷のないもの)に入れて準備します。
表に濃墨の筆で「お布施」または「御布施」、「御礼」と書き、下段に喪主の名前を書きます。

●渡しかた

切手盆と呼ばれる冠婚葬祭用の小さめの黒いお盆に置くか、切手盆がない場合は袱紗(ふくさ)の上に置いてお渡しします。
斎場の場合では、渡すタイミングも含めてお盆の準備も一般的です。
お渡しする際には「本日は故人のためにありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。」と感謝を伝えるのも忘れないようにしましょう。

<切手盆にのせて渡す場合>

① お布施を自分に向けて切手盆にのせる

② お盆の右上を右手、左上を左手で持つ

③ お盆を右回りに回して、相手から見て正しい向きにお布施が見えるようにする

④ 僧侶に差し出す

⑤ 僧侶が受け取り、切手盆を返されたら受け取る

<袱紗から取り出して渡す場合>

① 畳んだ袱紗にお布施をのせて、両手で僧侶へ差し出す

② お布施が僧侶から見て正面に来るようにする

③ 僧侶が受け取り、袱紗を片付ける

家族葬でのお布施についてのまとめ

全国平均で約47万円といわれるお布施の相場ですが、地域ややお寺、葬儀の内容などにより、金額は大きく異なります。
お布施は葬儀の際のお勤めや、戒名を授けてくださったことに対するお礼の印であるので、家族葬と一般葬での違いはなく、決まった金額というものもありません。

金額の目安を聞くことは失礼には当たらないので、困った時は菩提寺や葬儀社などに相談しましょう。
また、渡し方にはマナーがありますので、しっかりと確認し正しいマナーで渡すことを心がけましょう。

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この記事を書いた人

小林 栄樹(事業本部長)

資格
・厚生労働省認定 葬祭ディレクター1級
・グリーフケアアドバイザー2級

神奈川県に生まれ、愛川町半原の自然豊かな町で育ちました。
営業職を経験後、葬儀業界に身を投じて20年以上の大ベテランです。
納棺師を運営する会社で「現場~マネージャー」の経験を経て葬儀社に転職しました。その後、老舗・中堅葬儀社など様々な現場責任者の経験を積み、現在のアイセ・メモリアル神奈川にて主に運営・管理者として精進しております。
趣味はサウナ・ゴルフ・妻とグルメドライブで、家族を一番大切にしています。
座右銘は「我即宇宙・我以外皆我師」です。

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