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喪主は誰が務める?何をする?【動画あり】

葬儀を行う際に必ず決めなければならない喪主
葬儀に参列する事はあっても、自らが喪主の立場となる機会はごく限られています。
喪主の決め方や役割について知っておく事は、いざという時の余裕や安心感につながります。

今回は喪主について考えていきましょう。

① そもそも喪主とはどの様な意味なのか

喪主とは遺族の代表者であり、葬儀の主催者になります。
故人様に代わり、弔問を受けるのが主な務めになります。また、葬儀に関する最終決定権を持つのが喪主です。

② 喪主は誰が務めるか

喪主となる人は、故人様と近しい方(血縁関係が一番近いなど)が一般的です。
しかし、故人様の配偶者が喪主になる場合など、喪主が高齢の時は名前だけ喪主として実際の葬儀の窓口は長男・長女などが行うケースも多くあります。

故人様が遺言で喪主を指名された場合は希望を優先された方が良いでしょう。

かつては、家督を継ぐという意味合いが強く故人様の息子(長男)が喪主になるケースが多かったのですが、考え方が弱くなってきた昨今では様々なケースが発生しています。
喪主は誰が行わなければならないという法律による決まりは無いので、親族内でよく話し合い、決める事が良いでしょう。

※家族葬でも喪主は必要?

昨今増えている家族葬。コロナ禍においてはその需要もより一層高まっています。
そんな家族葬を執り行うご家族から「家族葬でも喪主は必要なのか?」という質問を受けるケースもあります。 答えは「必要」です。
明確なしきたり、参列者の数・規模に決まりはありませんが、遺族の代表として喪主は必要になります。

③ 喪主の主な仕事・役割

・葬儀を依頼する葬儀社の選定

かつては、心配な親族がいた際に万が一の事を考え葬儀社を事前に決めておくというケースは稀でした。
理由は「不幸事をあらかじめ準備しておくなど縁起が悪い」と考えられていたからです。
しかし、昨今では「万が一の際の備え」として心配な親族がいれば喪主となる予定の人、対象者も含めて葬儀社から、あらかじめ資料や見積もりなどを取り寄せ、検討する時代になっています。

とはいえ、不幸事はいつ起こるかわかりません。
事前に葬儀社を決めていなければ喪主の最初の仕事として、故人様を送る手伝いをしてくれる葬儀社の選定が最初の仕事になります。

また、菩提寺がある場合は葬儀社への連絡と併せて菩提寺への連絡も行います。

・葬儀社との打ち合わせ

葬儀の細かい流れについてはプロである葬儀社から話があるのでそれに従いましょう。
各葬儀社のプラン内容や金額はバラバラなので、不明な点があれば遠慮なく葬儀社へ相談をして1つずつ疑問を解決していく事が大切です。
葬儀社との打ち合わせ後に親戚、知人、友人などへの連絡をするのも喪主の務めです。
一般的に葬儀の打ち合わせは故人様が臨終された日に行われます。
通夜、葬儀の日にちまでには限りがあるので速やかに連絡をしましょう。

※参列をお断りしたい場合の対応

家族葬の場合は参列してほしい方以外には訃報の案内をせず、葬儀が終わった後に報告するのが一般的です。
しかし、故人様から生前に「この人には伝えてほしい」と言われるケースもあります。そういった「参列は断りたいが、逝去した事は伝えたい」場合は相手に「訃報の知らせが来たのだから、通夜、葬儀に参列した方が良いのか?」という迷わせる事が無いように明確に伝える必要があります。

訃報には、「通夜、葬儀は近親者のみで執り行いますので弔問を一切お断りします」といった事を明記するとともに、「故人、親族の意思により」といった文言を訃報の文頭につける事で明確に意思を伝える事ができます。
香典、供花、供物に関しても受付をお断りする場合には訃報への記載が必要になります。

葬儀が終了した後に自宅へ弔問に訪れるケースもありますので、準備をしておきましょう。

・通夜、葬儀中における様々な場面でのあいさつ

喪主は様々な場面であいさつを求められます。通夜、葬儀に出仕していただく宗教者へのあいさつ、弔問者へのあいさつ、出棺時のあいさつです。

宗教者へあいさつをする際にはお布施をあわせて渡すケースもあります。

弔問者が来た際の受付実務には喪主は携わらずに、応対に徹します。弔問者からお悔やみの言葉をかけられた際には丁重かつ簡潔にお礼を述べる事が重要です。

出棺時のあいさつは、あらかじめ文章を考えておく事も必要です。弔問者への参列に対する感謝と今後の前向きな姿勢を述べるとより安心して故人様を見送る事が出来るでしょう。

どのあいさつの中でも「不幸事を繰り返さない」ということから、「重ねる」「続く」「再び」といった言葉や「たびたび」「ますます」といった同じ語を繰り返した言葉は「忌み言葉」と呼ばれ、しようしない方が良いとされています。

あいさつの目的は参列してくれた人への感謝の気持ちを伝える事です。喪主自身の言い方、言葉で伝えましょう。

・葬儀後の手続き

葬儀後の手続きに於いては喪主のみではなく家族で分担して行うと良いでしょう。

どの様な手続きがあるかというと、香典の確認、香典返しの手配。法要やお墓といった供養の手続き行政手続きがあります。

葬儀が終わり一段落としたいところですが、喪主は葬儀後も行う事柄が多いです。

中でも一番大変だったと思う喪主が多い事柄は行政手続きです。保険、相続、葬祭補助金、遺品整理など普段あまり体験する事がないものが多いので専門家に相談したりして対応するのが良いでしょう。
場合によっては期限が決められていたり、必要な物があったりするので早めに対応していく事が重要です。

香典の確認と香典返しを用意するのと並行して訃報を知らせなかった方々に挨拶状を送る事も必要です。
家族葬が一般的になりつつあるとはいえ、故人様と親しく付き合っていた方にとっては葬儀を終えた事を直接知らされないというのはトラブルにもなりかねません。

挨拶状では、家族葬で執り行った理由を伝えるとともに、逝去日、生前の親交に対する感謝。葬儀を執り行った日時と、近親者(家族葬)で済ませた事の報告を明記しましょう。

法要とは四十九日、一周忌や三回忌などがあり、葬儀後であっても喪主が執り行うことが多いです。場所や日程調整、宗教者とのやり取りがあります。

日程調整は直前に行っても難しいケースがありますので計画的に行いましょう。

※施主とは何が違うの?

喪主と似た様な言葉として施主があります。ともに通夜、葬儀の際の主催者側の立ち位置である事に変わりはありませんが違いはもちろんあります。

喪主は「喪に服する主」ですが、施主は「(金品などの)施しの主」。つまり、葬儀費用を負担する人の事を指します。最近は同一人物が務める事が一般的です。
喪主が若く、葬儀の費用を負担する資力が無いような場合には、親族などが施主となりサポートをするケースも中にはあります。
施主を決める際にも法律のような決まりは無いので親族間同士の話し合いで決めるのが良いでしょう。

以上が喪主についての内容や役割になります。
万が一の不幸事に備え、日ごろから親族間同士で喪主は誰が務めるのか決めたり話し合いをする事で安心感を得られ、故人様のご供養へとつながるでしょう。

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この記事を書いた人

小林 栄樹(事業本部長)

資格
・厚生労働省認定 葬祭ディレクター1級
・グリーフケアアドバイザー2級

神奈川県に生まれ、愛川町半原の自然豊かな町で育ちました。
営業職を経験後、葬儀業界に身を投じて20年以上の大ベテランです。
納棺師を運営する会社で「現場~マネージャー」の経験を経て葬儀社に転職しました。その後、老舗・中堅葬儀社など様々な現場責任者の経験を積み、現在のアイセ・メモリアル神奈川にて主に運営・管理者として精進しております。
趣味はサウナ・ゴルフ・妻とグルメドライブで、家族を一番大切にしています。
座右銘は「我即宇宙・我以外皆我師」です。

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