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エンディングノートとは?書き方やメリットを解説【動画あり】

自分の人生の終わりに向けて、然るべき準備を行う「終活」。
その認知度は非常に高く、20~60代の男女を対象に実施したアンケート調査では、約8割が「終活という言葉を知っている」と回答しています。[※注1]

なかでもエンディングノートの作成は、4割以上の人が「しておきたい」と回答していますが、一方で「何を記載すればよいかわからない」「いつから始めるかわからない」など、不安や疑問を抱えている方も少なくありません。

そこで今回は、終活の第一歩といわれるエンディングノートの基礎知識や、基本的な書き方、作成するメリットなどをまとめました。

※注1:楽天インサイト「終活に関する調査」 https://insight.rakuten.co.jp/report/20190527/

エンディングノートはもしものときに備える記録書のこと

エンディングノートとは、自分の身に万一のことがあった場合に備えて、必要なことを書き留めておくノートのことです。

「もしも」のときがいつ、どんな状態で起こるかは誰にも予測がつかず、場合によってはある日突然、家族との別れが訪れることもあります。

そんなとき、自分の個人情報や、葬儀・相続の希望、遺品整理の仕方などを書き留めたエンディングノートがあれば、残された家族は故人の遺志を尊重しながら行動することができます。

エンディングノートは特に様式や書式が決まっているものではなく、誰もが気軽に取り組めることから、終活の第一歩として作成し始める方が増えてきています。

遺言書との違い

エンディングノートは、自分の死後の希望や意向を書き留めるという趣向から、しばしば遺言書と混同されがちです。

ただ、様式や内容があらかじめ定められている遺言書とは異なり、エンディングノートは個人が自由に好きなことを書き留めておくことができます。

そのぶん、エンディングノートには遺言書のような法的拘束力はありません。記載している内容が実行されるかどうかは残された家族に一任されます。

そのため、遺産や相続について厳格に決めておきたい場合は、エンディングノートとは別に、正式な遺言書を作成しておく必要があります。

逆に、遺言書に記載できない情報や内容はエンディングノートに書き留めておくと、もしものことがあった際、家族の力強いサポートになります。

エンディングノートを書き始めるタイミング

終活の意向がある人を対象としたアンケート調査によると、実際に終活を始めたい年齢は「60代」と回答した人が最も多く、次いで70代、50代と続いています。

終活やエンディングノートの作成は、自分の死後を意識して行うものですので、人生の折り返し地点を過ぎた頃にスタートしようと考えている人が多いことがわかります。

ただ、前述の通り、エンディングノートには書式や形式、内容の制限はありませんので、内容によってはもっと早い段階から書き始めてもかまいません。

たとえば20代・30代の方が、これからやりたいことや一生涯の目標にしたいことなどを記載し「夢ノート」として活用するのも1つの方法です。

エンディングノートに興味・関心を抱いたら、現在の年齢に関係なく、今すぐ作成を開始しましょう。

なお、アンケート調査では「状況次第、必要に応じて作成する」と回答した方も一定数いますが、エンディングノートの必要性を感じたときには、すでに病気やケガなどで思うようにノートを作成できなくなっている可能性もあります。

「もしも」はいつ起こるかわかりませんので、エンディングノートを作成する意向があるのなら、健康リスクが高くなる前に着手することをおすすめします。

エンディングノートの基本的な書き方

エンディングノートの書き方に特別なルールや規則はないので、好きなことを自由に記載してかまいません。

ただ、「自由に書く」というのは思った以上に難しく、書き出しからつまずいてしまいがちです。

「何を書けばよいか全くわからない…」とお悩みの方のために、ここでは参考として、基本的なエンディングノートの書き方をまとめました。

1.エンディングノートを選ぶ

昨今の終活ブームにより、最近では専用のエンディングノートが店舗などで販売されています。

エンディングノートに記載しておきたい基本的な項目が網羅されていますので、書き出しに悩んでいる方は市販のエンディングノートを使用するのがおすすめです。

もちろん、普通のノートや日記帳を使用したり、pCやスマホなどのデジタル端末を活用したりしてもかまいません。

自分にとって書きやすく、扱いやすいものを選びましょう。

2.自分について

エンディングノートの冒頭には、持ち主である自分自身について記載するのが一般的です。
氏名や生年月日、住所、本籍地、血液型といった基本的な情報から、学歴や職歴、資格、マイナンバー、性格、趣味や特技、好きな食べ物、座右の銘など、自分に関する情報をまとめておきます。

エンディングノートを自分史として残したい方は、人生を変えた分岐点や、思い出深い出来事、節目のイベントなどを記載しておくと、自分の人生を見つめ直すきっかけになります。

3.資産・財産について

自分が保有している資産や財産について、細かい情報を記載します。

具体的には、預貯金や年金、有価証券、不動産といった資産のほか、クレジットカードや保険などの情報も追加しておきましょう。

どこにいくら入っているかなど金額の情報だけでなく、口座番号やネットバンキングのID・パスワード、資産を保管している貸金庫やトランクルームの有無などを記載しておくと、遺産分配や相続のときに役立ちます。

なお、遺産だけでなく、借入金やローンなどの「負の遺産」についても明記しておきましょう。

自分が借りたものだけでなく、誰かの借金の保証人などになっている場合は、その旨も記しておきます。

4.親戚・交友関係について

万一のことがあった際、連絡してほしい親戚・交友関係について、氏名や住所、電話番号、どんな関係か、などを記載します。

古い知人・友人の場合、連絡先が使えなくなっている場合もありますので、エンディングノートの作成を機にチェックしてみましょう。

5.医療・介護について

持病の有無や通院歴のほか、病気や介護状態になった時にどう対応してほしいのか、自分の意思を記しておきます。

病気や介護状態によっては、自分の意思を伝えられない状態になるおそれがありますので、メッセージとして残しておくのがおすすめです。

6.葬儀・納骨について

自分が死亡したあと、どういう形で葬儀をしてほしいのか、どの寺院・霊園に納骨してほしいのか、遺影はあるのかなど、葬儀・納骨に関する情報について記載しておきます。

お墓を用意している寺院・霊園がある場合は、名前と所在地、連絡先なども合わせて書いておきます。

一般葬以外に、家族葬などを希望する場合は、葬儀の規模や形態についても伝えておくと安心です。

7.遺言について

エンディングノート自体は遺言書として使用できませんが、遺言書の有無や保管場所をノートに記しておくと、相続の際に家族の手間を省くことができます。

遺言書には自筆証書、公正証書、秘密証書など複数の種類がありますので、どの形式で遺言書を残したのかも記しておきましょう。

8.ペットについて

ペットを飼っている場合は、名前や年齢、種類、好きな食べ物、かかりつけの動物病院の連絡先などの情報を記載します。

残されたペットの譲り先が決まっている場合や、希望の預け先がある場合は、その連絡先や氏名も明記しておきましょう。

ペットの扱いについては、動物を飼った経験のある人にしかわからないことも多いので、なるべく多くの情報を記載しておくのがポイントです。

9.家族へのメッセージ

日頃は気恥ずかしくて、なかなか家族への想いを伝えられない…という方は、エンディングノートに家族へのメッセージを残しておくのもおすすめです。

これまでの人生に思いをはせながら、家族一人ひとりに向けて、感謝の気持ちや、ぜひ伝えておきたい想いなどを記してみましょう。

エンディングノートを書く3つのメリット

エンディングノートの作成は任意ですが、作っておくと以下のようなメリットがあります。

1.家族の負担を軽減できる

エンディングノートを作成しておくと、自分に万一のことがあった場合、葬儀や納骨、遺産相続などに必要な情報をすぐに把握することができます。

必要な書類や情報を求めてあちこち家捜ししたり、寺院や霊園を探したりしなくて済むので、家族の手間を大幅に省けるところが利点です。

2.自分の意思を正確に伝えられる

葬儀や納骨、遺産相続などについて明確な意思があったとしても、家族に口頭で伝える前に「もしも」のことがあったり、意図が正確に伝わらなかったりした場合、残された家族同士でトラブルに発展するおそれがあります。

自分の意思をエンディングノートに綴っておけば、自分の気持ちや想いを間違いなく伝えることが可能です。

3.自分と向き合うきっかけになる

忙しい毎日を送っていると、自分のことや、自分の人生について振り返る機会はなかなかありません。

エンディングノートを作成していると、自分のこれまでの人生や、これからやり遂げたいこと、家族への想いなどをあらためて考えるきっかけになります。

エンディングノートを作成して自分らしい最期を迎えるための準備を始めよう

エンディングノートに記載した情報は、残された家族のために役立つのはもちろん、作成する過程で自分の人生を振り返り、見つめ直すよいきっかけになります。

記載する内容は人それぞれですが、自分に万一のことがあった場合のことを考慮し、葬儀や納骨、遺品整理の仕方などをくわしく記しておきましょう。

アイセ・メモリアル神奈川では、ご葬儀前からアフターサービスに至るまで、きめ細かな対応を心がけております。

葬儀プランのご提案や会場探しはもちろん、遺品整理のご相談も承っておりますので、エンディングノートの作成にあたって葬儀のことを検討される場合は、ぜひアイセ・メモリアル神奈川にご相談ください。

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この記事を書いた人

小林 栄樹(事業本部長)

資格
・厚生労働省認定 葬祭ディレクター1級
・グリーフケアアドバイザー2級

神奈川県に生まれ、愛川町半原の自然豊かな町で育ちました。
営業職を経験後、葬儀業界に身を投じて20年以上の大ベテランです。
納棺師を運営する会社で「現場~マネージャー」の経験を経て葬儀社に転職しました。その後、老舗・中堅葬儀社など様々な現場責任者の経験を積み、現在のアイセ・メモリアル神奈川にて主に運営・管理者として精進しております。
趣味はサウナ・ゴルフ・妻とグルメドライブで、家族を一番大切にしています。
座右銘は「我即宇宙・我以外皆我師」です。

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